圧倒的に走ってく

基本的には行ってきたライブのこと。たまにCDと本と諸々の話。

好きとファンの違い

Twitterで読んだ4コマ漫画から思考回路が渦を巻いたので書き留め。特にオチはありません。

そのまま引用するのは少し気が引けたので要約するが、その漫画は、
曲が好きだけど別にファンではないし、その曲だけ聞いていると言う人に向けて、そのアーティストのファンという人が「本当に好きなの?」と問うという内容で、
引用リツイートやリプ欄はどちら派も入り乱れている状況である。

曲が好きではあるけどアルバムは買わないしライブにも行かない人と、
アーティストが好きでグッズもアルバムも買うしライブにも行く、好きを発散させている人。

ファンと言われると大体が後者のような人を思い浮かべるからか、前者のような人はあまり名乗り出てこない。
しかし絶対数として多いのはおそらく前者のような、いわゆるライト層といわれる人で、特に最近ではサブスクもあるので、必ずしもアルバムを買う必要はない。
グッズなんて尚更で、ガチ勢のコレクターアイテムと言われても反論はできない。
なんなら私だって曲は好きだがそのアーティストには…ということはよくある。それでもアルバムは買う気はするが。
音楽に少しでも興味を持ったことがある人なら、大抵はどちらの立場にも立ったことがあるのではないだろうか。

全員が全員前者になったらいつかアーティストは破滅するし、全員が全員後者になったらそこから広がらず極端な集団化or先細りでやはりいつか破綻する可能性がある。
入れ込みすぎて自滅する(破産、依存等)可能性も孕んでいる。

前者と後者は基本的に相容れないと思っていた方が気が楽だし、お互いに引け目を感じている場合も多い。
人の好きに過干渉しない、どちらの楽しみ方でも蔑まない。
どう好きでもその人の好きなんだから、その曲のどこが好きかだけを語るのが一番争いを生まない気がする。

……ただ、前者が後者に変貌することもあるから難しいのだが。