覚めないようにめをとじて@渋谷eggman。
坂口有望
お名前はよく聞くけど初見。
真っ直ぐで聞きやすい歌声で、聞いていて楽しい。
自分が持っている音楽へのラブレターのような曲、『musician』の歌詞がキラキラと輝きつつも憂いを帯びていて、印象に残った。
『音楽があなたを照らしますように』
その言葉が素直に受け取れるぐらいに。
フジタカコ
HEROINEの千秋楽、という事で、HEROINEの主人公を順に演じていくような構成。
『シスター』の『勇敢でいよう睫毛の上がらない日も』の所で、心が軽くなって、『かなしくないよ』で落とす。
『私が髪を切るときは』で弱さの中にある強さが見えて心に刺さる。
『スポットからにげて』で泣きそうになって、『夢見るだけなら』で決壊する。
音楽でご飯を食べていく事への言及があり、そこからの『天国』の儚さが極まっていて、このまま消えてしまうのでは、と不安になったので、『グッドラックが聞こえない』のひたむきさと、次のライブの告知で妙に安心した。
印象に残ったのはやはり『メイストームデー』。
坂口有望さんが言っていた、「森の中に雨が降った時の土の匂いのような歌声」を丸ごと体現しているような立ち振舞いと、その声。
『夢見るだけなら』、じゃなくて、どんどん突き進んでくれ…!
と強く思うし、実際突き進んでくれるだろうな、とも。