圧倒的に走ってく

基本的には行ってきたライブのこと。たまにCDと本と諸々の話。

どうかそのままでいてくれ

日食さんのインストアライブに行ってきたんですが……

纏っている凛とした空気とは裏腹に、なにやらきゃっきゃしていて反則でした。

当日フリーライブだったため、行った時点でかなりの人だかり。
どこにいても見やすいという触れ込みだったので、適当な場所へ。

入場する日食さん、確かに見やすかったです。なにせ、ご本人の身長が高いから。
体感170ぐらいに見えます(※公称身長166cm)。
もう時間かと思いきや、どうやらリハーサルのよう。
リハーサルということで、本編ではやらない曲を、ということで。

しかし、リハーサルから本番でした。

なにやら追い立てるような曲調、恐竜が云々、ん、今回のアルバムにこんな曲あったっけ?
「……今のは、二つ先のアルバムに入れる予定の曲のタマゴのようなものです」
まさかの完全新曲。
新しいアルバム出したばっかりですよ?
その中の新曲どころか、曲名すら未定の完全未発表ですよ?
この時点でかなり引き込まれた上で、次の曲は『雨雲と太陽』
日食さん、ものすごく雨女なんだとか。
その触れ込み通り、その日は晴れてるのに雪が降りました。おそろしいことに。
そして雨雲スカートも二回翻りました。ちょっと疲れている模様です。
『黒い天球儀』もそこそこに、リハーサルは終了。

少しの間を置いて、本番。

致死量の猛毒を調味料に、スチームパンクな世界を古代鳥類が駆け、お役御免となり空中裁判。どうかそのままで居てくれという願いは、雪に消えていく。

これで曲名が分かる方はかなりの日食マニア。
どの曲も背筋が伸びて仕方がありません。

余韻もそこそこに、お渡し会へ。

今回はオープンスペースなので、前の方々の質問が結構聞こえます。
こちらも訊きたいことを準備し、いざ、その目の前へ。

暗い色の服から見える肌の白さ。光っているような錯覚すら。
あまりにもうつくしいので、
「あのー、この曲っtっ……」
圧倒的噛み倒し。
「え?」
訊き返されてパニックになり、いやいやいや、と疑問を引っ込めると、
日食さん、とんでもない笑顔に。
反則。それは反則ッ……!
「では、答え合わせは、来月に」
ここで販促ッ……!
チケット取ったと即答しつつ、続く談笑。

と、次の瞬間、

骨ばった手と握手。

それは聞いてなかった。

手ぇでかっ! 指長っ!

手首付近まで指でした。
なんて指の長さ。

ほれぼれとしている内に、気が付けば渡されたポストカード片手に階段ダッシュ

……あれ、記憶が飛んでますね。

なんなんでしょう、ここ最近。
うつくしい記憶しか残っていません。
諸々はさておき。

こんな感じで▲sing well▲ツアー、生きて帰れるのでしょうか……