圧倒的に走ってく

基本的には行ってきたライブのこと。たまにCDと本と諸々の話。

炎と水の雨霰

炎上交際3に行ってきました。
"炎上"です。ちょっと間違えるとえらいことになります。

開場待ちでロビーにすし詰めになっていると、もう少し良い待ち方がありそうに思えたりする。
いや、渋谷クアトロの構造上の欠点は実は他にもある。
具体的に言えば柱とか柱とか柱とか。
それすらも凌駕する、ライブの熱さ。
構造上仕方ない部分になにか言っても仕方がありません。
「満員電車より熱い満員」でした。あの空間は。

入場してみると、例の柱の近くが空いていた。
寄り掛かってみると、あれ、これは結構楽なのでは…?
となったので、ここにしようと陣取って、開演時間。

toconoma

toconomaさん、アップテンポな曲が多くて、自然と体が動く。
インストバンドは静かなイメージだけどtoconomaさんは違いました。

ギャリンギャリンのキーボード。ボコスカ殴られるドラム。
そしてなによりベースの方。もう首ちぎれるんじゃないかってぐらい頭振っていてちょっと心配に。
一緒に頭振りたかったけど近所迷惑なのでやめました。
というよりちょいちょいぶつかっていました。こんなところで謝っても仕方がありませんが、すみませんでした。

途中、ライトの色がものすごく明るくなって、コラボキーと同じ色になった時は思わず声上げました。
これがイメージカラーか…!

自虐めいたMCは、笑って良いのかどうなのか。
大道具さんに間違われる。
なるほど、搬入が完璧だ…!

日食&komaki

日食さんとkomakiさんは開始前から凄かった。
リハーサルからkomaki節全開。マイク入ってますよ!
位置的にとてもラッキーで、日食さんもkomakiさんもどちらも全身が見えた。
日食さんのワイシャツ&裸足、komakiさんのキューティクル。
かわいいは作れる(ローズのボタニカル!)
日食さんの足が遊泳しまくってて、なぜか「これずっと見ていて大丈夫か!?」という気分になりました。
楽屋アイロンのワイシャツの破壊力よ……

今回一番印象に残ったのは、『ハッカシロップ』

「ずっとひとりでやってきた」
「けれど最近は人と組んでやることも増え、少し視野が広がった」
のようなMCのあとで、

一人でいることを選んだ人に向けた曲。
一人で戦い続ける人に向けた曲。

だんだんと境界が曖昧になっていく空と雲。
曲の中に出てくる二人の境界も曖昧になっていく。
いつかのラジオを思い出して、「幸せとは…?」と難しい気分になりつつ。

一人も良いけど二人も悪くない。
さあ、お前らはどうする?

と日食さんに問いかけられているようで。

ついつい、込み上げるものがあった。

それから日食さん、『環礁宇宙』を途中休憩みたいに言っていましたが、休む暇ありませんでした。
komakiさんのあのドラム。休ませる気ないですよね!?

結局心休ませる場面はそこからなく、泣いている人に対して『雨雲と太陽』のように上手いこと言えるような機転なんてあるわけもなく、ただもらい泣き。
『Dig』で会場のボルテージも最高になる中、とどめの必殺、『ログマロープ』!!

「EXログマロープ」も凄かったけど今回の「QUATTROログマロープ」もまた凄い。

進化し続ける必殺技。戦闘力53万。
相手は死ぬ。

アンコールしたそうな皆さまが多々見受けられましたが、アンコールは無いと知っている。
そういえば今回アナウンスなかったな、アンコールについて。「察せよお前ら」ということか。

悠々と帰ろうとしたところで、
横目に映る、物販のtoconomaさん……

客もびっくりする客捌き。
なるほど、プロ集団。めちゃくちゃカッコイイ。
立ち寄ろうにも人の山。
流されていると、もう外で。

ありがとう渋谷クアトロ。また来ます。できれば、柱の前で。

※2020/09/29 追記

1年越しに新事実(?)が分かったので、念のため加筆修正しました。