圧倒的に走ってく

基本的には行ってきたライブのこと。たまにCDと本と諸々の話。

嵌った経緯をまとめてみた【2019〜2021現在】

前編の続き。2019年から…という括りだけど厳密に言うと2018年も混じっています。

NakamuraEmi

知った時期は覚えていない。関ジャムの総集編だった気がする。その前に紹介された映像にコメントを出していた…と言うと分かりづらいが、とりあえず総集編から知ったということである。
そして2018年終わり頃、炎上交際2でその名前を見て、どんな人なんだ…と調べ始める。
歌というより語りに近いな…しかし格好いいな…と思い始めたところで、年明けに下北沢でライブがあると知り、チケットを取った。
2019年1月。Live in the Dark、と銘打たれた、暗い会場でのライブ。
小さな体のどこから出てくるんだ!?と思わざるを得ない歌声にすっかりやられてしまい、そこからCDを集め始めた。
丁度レコ発の時期と重なったので、インストアイベントにも行った。
少しだけお話出来るということで、もちろん話すのはLive in the Darkの話。
…が、伝えたいことが多すぎたのか、何故か私が下北沢に住んでいることになってしまい、訂正する時間もないのでそのまま楽しく会話し、帰宅した。

いつか下北沢に住みたいと今でも思うのは、立地もそうだが、この些細な会話のおかげもあるかもしれない。

…何の話だ。

ヒグチアイ

名前を知ったのはラジオだった。
地声の低い人だ…というのが第一印象で、その時は名前だけ覚えて終わった。
初めてライブを見たのは2019年1月…件のLive in the Darkだった。
Emiさん目当てで見に行ったのだが、お風呂場でミカンを食べる話と、その歌声に引き込まれてしまった。
とどめとなったのはライブ中のアクシデント。曲の途中で、アイさんの目の前のお客さんが倒れた。
会場が混乱する中、ヒグチアイは、「どうする?お風呂場でミカンを食べる話に戻る?」と言っていた。
倒れたお客さんから意識を逸らせ、会場にいる人に笑いを与える。中々出来ることじゃない。
もちろんその後、倒れたお客さんへのフォローもしていた。肝が据わっている…

帰りに物販に寄り、CDを買った。
そのCDに入っていた『衝動』と『備忘録』に衝撃を受け、そこからはまたCDを集めることになった。
そして忘れもしない2019年8月24日。グッズからコンセプトから格好良すぎて、完全に嵌った。
そこで聞けた、無いはずのアンコールが『備忘録』で、一気にのめり込むことになったのだった。

kitri

フォロワーさんが推していたことから名前を知った。
どんどんと嵌っていく様子が気になって、ライブ行ってみたいな…と思った。
そんな折、の2019年。5月15日のライブで「+Nu Music」というライブのフライヤーを貰ったのだが、そこにkitriの名前があった。
対バンも面白かったのでチケットを取り、7月。QUATTROで見たその姿。
第一印象は、「ライブハウスも良いけど、きっともっと大きな…ホールやその辺り向きの声だ…」だった。
その後、教会で音楽会をするとのことで、迷うことなく予約した。
透き通るような歌声と、独特すぎる歌詞。教会という場を掌握するようなコンビネーションにやられて、そこから転げるように嵌った。
延期で丸一年待った木鳥と羊毛も、Billboard横浜でのライブも、息を飲むぐらい美しかった。
また変わった場所でライブをやって欲しい。

藍谷凪(サメとうふ)

2019年7月。
朝、Twitterを確認していると、フォローはしていない奇妙な名前のツイートが流れてきた。
いわゆる、(こんな辺境のタイムラインにも届くぐらい)バズったツイートで、「こんな実話ある…!?」と思うような、小説のような世界が綴られたものだった。
ツリーを読み進めていくと、他のバズったツイートの例に漏れず、宣伝ツイートがぶら下がっていた。

「本をよく読むシンガーソングライターです」

シンガーソングライター…!?
全く関係ないタイムラインというわけでもなかったことに驚きつつ、音源を聴いて、勢いでリプライを送って、勢いでフォローしてしまうぐらいには引き込まれた。
さらに読み進めていくとワンマンの宣伝ツイートもぶら下がっていて、一瞬怯みつつ…いや、この際勢いは大事だな!と予約し、当日を待つことになった。

…が、RTキャンペーンで当選し、ワンマンご招待権を得るという嬉しい誤算が発生。
丁寧(すぎるぐらい)な対応にも少し怯みつつ、10月にライブへ。死生観を語るような小説的なその歌詞や、様々な色を見せるその歌声に引き込まれた。
気付けば次のライブを予約しており、その次も…となっていた。
2020年の企画、『目に色を』は、色々な意味で思い出深い。
横浜O-SITEで開場を待っていた時のなんとも言えない焦燥感。
下北沢MOSAiCで開演を待っていた時の心持ち。
渋谷gee-geで、改名を聞いた時の驚きと安堵。
どうにも感情を揺さぶらせてくれる人で、これからの行方が楽しみで仕方がない。

さのめいみ。

藍谷凪(※当時はサメとうふ)さんをフォローしてからというもの、多種多様なファンの方々や今まで知らなかった沢山のシンガーソングライターの方々のツイートが流れてくるようになり、タイムラインはとても賑やかになった。
その中でも特に異彩を放っていたのがこの方で、覚えやすい名前もあって、なんとなく気になる存在だった。
ライブに行けたのは2019年のクリスマスイブ
奇しくも湯木さんを初めて見たのと同じライブである。
キーボードを搬入する姿があまりにも凛としていて、目を奪われたのはよく覚えている。
『灯火』と『日々』の歌詞にやられて、勢いでワンマンのチケットを物販で買ったことも、今となっては思い出深い。
そしてそのワンマンの凄さから完全に嵌まる。
歌詞が文学的で、聴いていて唸るしかなかった。

〝美根〟(みねこ美根)

タイムラインが賑やかになった余波として、様々な方にフォローされるようになったことがある。
具体的に言うと音楽関連の方々である。
などと思っていた2019年の年末、また不思議な名前の方が通知欄に現れた。
プロフィールに音源へのリンクがあったので、数曲聞いてみた。
……奇妙な曲だ。
とは思いつつも気になって更に情報を追っていくと、さのめいみ。さんとのライブがあることを知った。
そんな2020年3月。
ギターとピアノの二刀流スタイルにまず驚き、その日初聴きの『黒髪のワルツ』に更に驚き。
その独特すぎる佇まいに引き付けられ、そこからはずっと追ってしまっている。
不思議で、奇妙で、どこかレトロを感じる歌声と、アーカイブを残さないスタイル。
底が見えない人だ。

天野花

2020年7月18日
禍の影響でライブに行けないこと数ヶ月。さのめいみ。さんが久々に四谷天窓でライブ!ということで即予約した。
その対バン相手が天野花さんだった。
おそろし…いや、相手ぶん投げ案件のエピソードと共に飛び出す『次の恋人は社会人』の破壊力と、少しハスキーの入った歌声、MCの独特な語り口にやられて、すっかりファンになってしまった。
しかし初見のはずなのに聞き覚えのある声だったな、とプロフィールを見ると、渋谷のラジオのレギュラーと書いてあり、なるほど、となったのも記憶に新しい。
(※日食さんの渋谷のナイトが終わってからそのまま聴いていると、天野花さんのコーナーだった)
今でも月一でタイムラインを騒がせるのは、このラジオが要因。

久保琴音

知ったのは2020年9月8日、不言色の時。
ステージに現れた黒い影。ステージに座り込んでギターを弾くその姿。
フレディ・マーキュリーに向けた曲、『To Freddie』。
どれを取ってもインパクト抜群で、ライブから帰ってすぐTwitterをフォローしたほど。
次のライブの情報が出たら即予約するぐらいには衝撃的だった。
自主企画、余白でのパフォーマンスとMC、浅草ゴールドサウンズの独特な雰囲気と相俟って、蒼く光って見えたことはよく覚えている。
カッコよくて可愛い人だ。

sachi.

2020年10月16日。
四谷天窓を救う、という名目で行われた配信フェス。
その司会進行?をしていたのがこの方で、あまりにもしっかりとしたMCにプロの司会かと勘違いもしつつ、その歌声を披露する番に。
あまりにハイトーン過ぎて「おお…」ともなったが、がっちり胸を掴まれて、11月の天窓ファイナルワンマンにも行くことにした。
天窓への愛情をひしひしと感じるライブで、泣きそうになった。
その日にCDにサインを貰えたのは運が良かったと思っている。

結局天窓は無くなってしまったが、様々なアーティストと出会えた場所として記憶に残っていくのだと思う。

mouca

2021年4月4日。
みねこ美根Special Liveのオープニングアクトとして出てきた、青い服のひと。
青い歌を歌いに来た、という不思議なMCから、ブレスを多用する歌唱法、その歌詞。
色にするなら、確かに青色…としか言いようのない色々。
なにやら聴いていてとても心配になるぐらいの強さや弱さを同時に覚え、次もライブ行ってみなければ、と思った…という、ちょっと妙な経緯だったりする。
何度かライブに行くうちに、心配ではなく、圧倒される方向に変わっていっているので、今後歌い方がどうなっていくのかとても気になっている。



よく出てくるのはこんな感じだろうか。
今後興味の幅がどれくらい広がるやら、自分でも楽しみにしている。
そしてTwitter経由が多いというのも2019年以降の傾向を感じる。
数年後にもブログやっていて、よく出てくる人が増えていたらまたまとめます。