圧倒的に走ってく

基本的には行ってきたライブのこと。たまにCDと本と諸々の話。

あなたにはあなたの色

多彩な音の世界@下北沢DY CUBE。
紅、紫がかった水色、深い青。
優しい、様々な色が見える空間でした。

とみの

9月4日に聞きそびれた歌声。
独特すぎる世界観で、イメージは紅色。
感情が無いように聞こえる時と、感情が剥き出しに見えるところがあって、聞いていてゾクゾクする。

無機物と恋愛…ということで私が想像したのはマネキン。
…なまじ人型だから余計に切ない。

『ピアス』で開けたのは心の穴…
胃が痛くなるし、なんなら想像して心まで痛くなりそうな歌詞。

人魚の肉を食べて永遠の命だとか、生々しく想像してしまうのはその歌声の魔術か。

yubne.38℃

今度の色は淀みのある水色に思えた。
ゆったりとした中に見える毒…
様々な修羅場をくぐってきたのでは、と思ってしまう。

長い曲、との振りから入った『月』…
優しい中にやっぱり見える毒…
優しいだけじゃ、生きて行けないのだろう。

同じタイトルの『ピアス』は、こんなにイメージが違うのか…と興味深かった。

穴を開けるのは同じなのに。

mouca

イメージは、深い、深い、青。
椅子に胡座で歌うスタイルが格好良くて、見ていない内の変化を感じた。

命を歌う人、という印象だったが、いつの間にか愛を歌う人にもなっていた。
愛の藍の青…素敵な色だ。

『美しい夜を越えて』で見せた風景から『センチメンタルブルー』への流れが、捜していた光を掴んだようで。

アンコールしたい気はしたけど、時間が押しているということでまた次回。
そう遠くない内にまた聴きに行く気がする。


三人の共通点は「感情」だろうか…と何となく思った。
同じような「それ」を、怒りに昇華させたり、毒抜きした毒にしてみたり、憂いてみたりしているような。
またこの3人の企画を見たい。