圧倒的に走ってく

基本的には行ってきたライブのこと。たまにCDと本と諸々の話。

白黒付けずにモノクローム

モノクロームに色彩を@下北沢MOSAiC
どこか似ているところがあって、しかし正反対な二組だと思ったライブでした。

華標で見たいつかの空蝉がカッコ良すぎて、速攻で取り置き予約したライブ。
真っ白なライブハウスで見るいつかの空蝉。
そして、そのいつ蝉がライバルと認める明くる夜の羊…
絶対とんでもないライブになる。
明くる夜の羊は初見だけど、いつ蝉がライバルと言っているのなら格好いいに違いない…!

開場待ちの間も、楽しみで仕方がなかった。
じゃんけんで決めたという出演順を先に聞いて、入場。
蝉と羊という名前から生まれたコラボグッズ、メェミントートが飾られている…可愛い…
と思いながら物販を横目に見つつ、フロアへ。

相変わらず真っ白なフロアはそれだけでテンションが上がる…と思っていると、開演時間。

いつかの空蝉

白い服装、白いライト。
逆光の中、殆ど何も見えない空間を、凄まじい音が劈く。
いきなりの活動休止宣言にざわつく。
が、そんなのは序の口で。
本当に活動休止するのか…!? と思うほど声が出ていて、音が本当に楽しくて、ズドンと胸に届いた。
言葉が熱い。熱すぎる…!

なお、2021年夏に帰って来るらしい。
活動休止に入らねえ。
充電期間と言った方が良さそうで、期間が終わったらまたライブに行きたい。
というか行く。絶対に。

明くる夜の羊

呆然としている内に、会場が真っ暗になる。
初見ながら、なるほど、いつ蝉と対なんだな…! とはっきり分かる構成。
いつかの空蝉が白なら、明くる夜の羊は黒。
だけど、ただの黒じゃなくて、全部の色を混ぜ合わせた時の黒のイメージ。
耳吹っ飛ぶんじゃないかってぐらい音が強かった。

殆どもう真っ暗で何も見えない中、ドラムとギターとベースの音が強く響き、ボーカルの声が遠く響く。
明るくなって見えたのは、やはり真っ黒な服の4人組。

よく動くベースの人に目を奪われ、ドラムの音に抉られて、歌詞にゾクッとする。
格好いいなんてレベルじゃないぞ…なんだこの対バンは…

あっという間に終わってしまい、立ち尽くしてしまった。

また近い内に両方のライブに行きたい…と思いながら、看板の写真を撮ったのだった。