圧倒的に走ってく

基本的には行ってきたライブのこと。たまにCDと本と諸々の話。

『吉澤嘉代子』という概念

ニューシングル「サービスエリア」と、ベストアルバム「新・魔女図鑑」が届いた。
いわゆるサービスエリア感満載のジャケット、特典のポストカードに配信ライブ視聴券、アルバムを象ったマグネット。
この時点でもうお腹いっぱい感もある。

ラジオ初解禁の時から聞かずに、CDで聴くのを待っていた新曲、『サービスエリア』。

再生ボタンを押すなり、撃ち抜かれた。
いきなり吉澤嘉代子節全開。

全開すぎて、少し戸惑った。
なにせ二年ぶりの新曲である。
どこか懐かしくて、でも新しい。
そして聴き続けると何故か打ちひしがれてしまう。
忘れていた訳ではないが、「思い出した」ような気がする。
これが『吉澤嘉代子』だと。

『滅びのキスで、この世の息を止めて』

こんな歌詞ぶち込まれたら、本当に世界が止まる気すらしてくる。

そして、カップリング曲の『曇天』。
吉澤嘉代子エビ中に提供した曲にして、私がエビ中を聴くようになったきっかけの曲。
同じ曲とは思えなかった。
アプローチが全然違う。
エビ中の『曇天』が大人格好いい方向性なら、吉澤嘉代子の『曇天』は、どこまでも強かだ。
強かで、芯が通っている。
そして、どこか、恐ろしさすら感じる歌声。

まだ新・魔女図鑑の方は聴けていない。
スナック嘉代子も女優ツアーのDVDもまだ観られていない。

間を置かないと、『吉澤嘉代子』に溺れてしまう気がする。

一つ言うなら、
カレンダーポスターは聞いていなかった。
特典に書いてありましたっけ…?
どこの壁に置きますかね…