圧倒的に走ってく

基本的には行ってきたライブのこと。たまにCDと本と諸々の話。

うたた寝なんてしてられない

うたた音 vol.3@渋谷gee-ge.
告知が出た瞬間から、行かねばならぬ…となったライブ。
四人出てきて四人とも好きなアーティストなんて本当に滅多にない事で、総じて幸せな時間でした。

天野花

起承転結の起…という事もあって、めちゃくちゃ会場を温めていた。
歌格好良くて全編面白いってどういう事ですか…って気分になる。

化かし合いの東京の歌から、唯一自分を偽らなくて良い人に向けた歌『つきのよる』の流れに痺れた。
花さんの歌を聴いていると、様々な色が見えて楽しい…と今日も思った。

結婚式の夢の話は、どうしても『次の恋人は社会人』を思い出してしまう流れ。
どうか、イケメンで長身で、借金のない人が現れますように…(?)

藍谷凪

花さんから継いだ承の流れは、やはり色を感じる歌声だった。
今となっては珍しい、『玻璃』。
『かすみゆく』から『君がくれた花束』の流れは、照明も相俟って桜色の花束の雰囲気を持っていた。
『夜の川』も同じ照明だったので、桜吹雪が降る川…のような様相。

…緑色の照明も入っていた関係で、どうしても桜餅を思い出してしまったのは内緒だ。

〝美根〟

転を担う…という事でまさかいきなりのギタートラブル!
「…もう一回良いですか?」の言い方がイケメンだった。
トラブルすら糧にする『青い爪』。巡り回る『メリーゴーランド』。
〝美根〟ワールド全開。
浸るしか無かった。

〝美根〟さんの『砦』、の強さを浴びてしまうと、格好いいしか言えなくなる。
自己を持っていて、譲れない物がある人と云うのは、どこまでも格好いい。

夏未

結、を受け持つその歌声は、相変わらず波紋のような歌声だった。
覚悟や決意を優しく促すような、心地良い波紋。
『本当は』で自分を見つめ直したり、『旅人へ』と『freesia』で心の奥を見つめられているような感覚になったり。

新曲の『生きてゆくには』、の歌詞…読んだら泣くと思う。