圧倒的に走ってく

基本的には行ってきたライブのこと。たまにCDと本と諸々の話。

主演は名傍役

名傍役〜秋渡ス音〜@下北沢DY CUBE。
主役の魅力をより高め、それでいて主役より存在感を示すのが名傍役…!そんな日でした。

告知を見た瞬間に、
相変わらずハンバーグ屋さんの行列と間違われつつ、開場時間。
「ハンバーグ屋さんでしたらすぐ入れま〜す」
なんて言葉を横耳にしつつ、入場。

ミノノサトエさんの企画、ということで、ある程度予測できていた客層と。

鈴木友里絵
名前はよく見かけるけど、今日が初見。
とても、"陽"だった。
天野花さんが言う所の、心の距離が近い。
ミノノサトエさんが言う所の、良い意味でタメ口。
親しみやすさの中に、芯の強さが見え隠れする歌声。
黄色と水色のパステルカラーを行ったり来たり。
面白い人だな…と

天野花

開幕『Butter』で世界観に引き込まれた所に、心の距離が近すぎる事へのクレームを…
お二人の関係性だから言えるんだろうな…と見ていて微笑ましかった。
『だいじょうぶだよ』も新曲『Tokyo』も衝撃的だったけど、今回一番衝撃的だったのは『尊』。
お兄さんとあまり仲が良くない、という話から、その中で、一度だけ助けてもらったことがある、という話に。
『尊』の『分かりあえない人が居る』というのはそういう事か…と納得しつつ、少ししんみりしてしまった。
花さんはエピソード一つ一つのパンチが強い。

ミノノサトエ

直接見たのは2回目、のはず。
前に見たのは、それこそらっきょさんと天野花さんと共演だった時…だったはず。
その時は鍵盤を叩く力強さに見とれてしまったけど、今回は鍵盤はほぼ封印して、ギターサポートで。
スモーキーな歌声にガツンとやられた。
チルいストーカーの歌、が、なるほどお洒落な雰囲気なのに、胃が痛くなるぐらいの歌詞のヤバさ…
そこからの『鳶が鳴いた』の振り幅…
しっかり泣きそうになって、夜ならお酒を煽ってたかもしれない。
そして『エリカの憂鬱』の歌詞…

その場に居たのは、甲高い声の女子高生なのか、ろくでもない殿方なのか…
どちらの気質も兼ね備えているとしたら、それはそれで。

3人でのコラボ、『花は葉に』。
声の重なりが美しくて。