圧倒的に走ってく

基本的には行ってきたライブのこと。たまにCDと本と諸々の話。

最後、梯子、背後は英語

Laguna countdown day 12/29,COUNTDOWN MOSAIC 2022-2023 -DAY 4-,CHIKAMATSU COWNTDOWN 22/23@下北沢Laguna,下北沢MOSAiC,下北沢近松

…驚きの英字の羅列。
今年最後のライブは3軒ハシゴの自主サーキット。
2022ライブ納めにふさわしく全力使い切ったライブでした。

先にLagunaのライブを予約していて、後から2つが解禁。どれも出演者が面白いし、何より年末に明くる夜の羊が見たい!
どこに行くか…いや年末で時間あるし全部行くか!
と、決めた自主サーキット。
ほぼ直線で繋がっており、Laguna以外は出入り自由…下北はこういう事が出来るから強い。

まずはLagunaへ

12時開場、12時半開始。整理番号順ということであまり待たなくて良い時間に行った。
開場が少し遅れて、前の方で少しざわざわしているのが見えた。

…整理番号順、LivePocket、TIGET、出演者取り置き…年末までお疲れ様です…

会場に入ると椅子がずらっとあって面食らった。
すし詰めのフロア。
ここってこんなに詰め込まれたっけ…?
禍モードに慣れまくっている事に気付きつつ、開演時間。

12:30-13:00 由薫

最初にやって来たのは背筋がピンと伸びた人。
「自由の由に、草かんむりの薫で、由薫(ゆうか)です!よろしくお願いします!」
元気な喋り方と気さくそうな笑顔。
しかし、ひとたび歌い出すと空気が一変。
いきなりひえー…となってしまった。

真っ赤っ赤な音だ…
草かんむりの薫の人だそうだが、この方の属性は草ではない。
英語混じりの歌詞と、ジャカジャカ鳴らすギターと、エゲツない歌唱力。
今度アメリカでライブがあるんだそう。グローバル。

演奏直後、初見らしい女性が「カッコいい!」と叫んでいて、わかるー…と心の中で頷くしかなかった。

13:15-13:45 さのめいみ。

由薫さんが場を温めた所で、続いてやってきたのは青い雰囲気。
清野さんを引き連れたさのめいみ。さん。
いきなりの『タイムマシン』で引き込まれ、『カタコト』で一気に沈み込む。

清野さんのピアノの音に乗って、羽ばたくさのめさんの歌声。

「こんばんは、」
「のつもりでしたがガンガンにこんにちはでしたね!?」

MCも告知のタイミングも絶好調。
『Light』で更に深い場所に行き、『クリームソーダ』で浮上。
そして『ノクターン』…明るい恋愛の曲から、ヒリヒリするような日々の曲。色の濃淡が極端で、聴いていて楽しい。

「会いたい人がいたり、もう、二度と会えなくなってしまった人がいたり」
「でも、」

というMCからの、『Squall』。

『僕でさえ分からない悲しみの正体』
『あまりにも不確かな温かな寂しさ』

『この雨がやんだ後、君が目覚めた時』
『僕が消えていたら、泣いてくれる?』

この歌詞を初めて聞いた時に、あまりにもな儚さに釘付けになったことを覚えている。
深い、青色の中に見える、少しの色。
それこそ明日消え失せていそうな、実体のない何か。
胸の前で合わせた手を握り締めたまま、どこかに行ってしまいそうな。

けれど、今日はさのめさんが楽しそうなので、儚さは薄れていた。
清野さんが音を作り出すから、のびのびと歌に専念出来るのだろう。

…でも、今度は弾き語りをする姿も見たいな、あのヒリヒリした音、と思っていると、確かな笑顔が見えた。
また来年。

14:00-14:30 小林未奈

爽やかな青色に浸っていると、今度は鮮やかな黄色になった。
以前にも見たことがある…独特な小林未奈節。
これに呑まれると、全てがその色になる。
暖かな黄色…私にはそう思える。

「大丈夫について、という曲なんですがね、」
「私、大丈夫、って言葉が、少し前まで苦手で、」

14:45-15:15 夏未

続いてMOSAiC

15:18-15:25 Hwyl

15:40-16:05 リスキーシフト

16:15-16:45 明くる夜の羊

17:15-17:40 フジタカコ

17:55-18:20 成田あより

そして近松

18:22-18:40 鳩とスパイス

19:00-19:25 ミイ

19:40-20:10 明くる夜の羊